地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
懐かしくてあたたかい 古民家風の平屋で暮らす
- さつま町/篠原邸
- 【施工エリア】鹿児島、北薩、南薩、姶良・伊佐、大隅
- 【面積】延床:80.00㎡(24.20坪)
1階:80.00㎡(24.20坪) - 【構造】工法:木造ハイブリッド工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】〜1,500万円
真壁づくりがかなえた 開放的な空間
今年の初夏、竹の町として知られるさつま町に完成した篠原邸。玄関の引き戸をガラガラと開くと、現れたのは、白い壁に映える焦げ茶の梁や柱がどこか懐かしい和の空間。町の特産である黒竹を組んだ格子状の仕切りが印象的です。「子どもの頃に遊びに行っていたおばあちゃんちが大好きで、建てるならあんな家がいいなと。築100年くらいの古民家だったんですけどね」と奥様。サイエンスホームが建てた家をホームページで見たとき、思い描いてきたイメージとぴったりで驚いたとか。
ヒノキの無垢材を使い、梁や柱を見せる伝統的な真壁づくりの家は、まさに古民家のような趣です。室内の木部の塗装はすべて一番濃い色で統一。梁を現した高い天井には大きな和紙の照明がよく似合います。「リビングの隅っこに寝転んで、天井を眺めるのが幸せ」という言葉がこの家への満足感を物語っているようでした。
家族が集うLDKを中心に、子供たちが遊ぶフリースペースと二つの和室を配置した篠原邸。建坪24坪というコンパクトな平屋ながら、勾配天井と間仕切りの少ない開放的な造りが相まって、伸びやかに家族を包んでいます。
安心して子育てができる工夫を
まだお子様が小さいので、リビングで遊ぶ様子を見ながら家事ができるようにキッチンは対面式にし、洗面室や浴室などの水回りも近くに設置。キッチンの真横には、お子様がおもちゃを広げて自由に遊べるオープンスペースを造りました。奥様は「すべて畳でもいい」というくらい和風が好きなので、子供部屋や寝室も畳敷きにしました。