Sumika鹿児島版25号
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 今回の調査で最も失敗が多かったのが「間取り」に関すること。 多くの人が挙げていたのが生活の変化を考えていなかったことによる失敗。柔軟性のあるプランが対処法。 このほかに多かったのは、収納に関する失敗。デッドスペースができてしまったという声も多く出ました。収納は、単にスペースを取るだけではダメで使いやすい場所と大きさ、内部の工夫が不可欠。 意外だったのは、キッチンについて男性が失敗と感じていること。女性任せにしたことで、実際に使ってみると、不満を感じるのかもしれません。男性もキッチンに立つ機会が増えており、夫婦一緒に考えることがポイント。【年齢層別】【建築時期別】【工事依頼先別】「リビングとダイニングをくっつけたかなりの広さのリビングにしたのはいいが、そのぶん壁が少なく家具の配置が非常に難しいし、模様替えもできない」(女性・44歳)「広々としたLDKにしたが、冷房・暖房のコストが高くなった」(男性・48歳)「区切りを入れすぎてしまった。もっと広いスペースを考えたほうがよかった」(男性・48歳)「リビング内に階段を設置したけど、冬は階段から降りてくる冷気が防ぎきれず寒い」(女性・49歳)「部屋を細かくするより大きく取った方がよかった」(男性・51歳)196地場工務店・大工N=148大手ハウスメーカー・ビルダーN=127建築家 その他N=2530代N=4526.740代N=9850代N=9523.260代N=6221.010年以内N=10425.020年以内N=10727.121年以前N=8927.027.725.224.0失敗あり   失敗なしパターン❶「空間計画で失敗した」0102030405060708090100(%)32.7失敗なし73.7%300人中 79人が回答「失敗」と回答した人の割合属性別に見た「失敗」と回答した人の割合その2 間取り失敗あり26.3%間取りのこと失敗率26.3%

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