Sumika鹿児島版25号
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 設備については、実際に使って初めて失敗に気づくケースが多いとか。とくにメンテナンスについては、当初は想定しにくいトラブルもあるようです。事前に同じ設備を採用した経験者の声を聞くことが、失敗しないためのポイント。 ランニングコストについても事前のシミュレーションをしてみたり、体験者の声を聞くなど情報収集が欠かせません。 最近の傾向としては、電化製品が増えており、コンセントやLAN配線などに関する失敗の声を聞きます。今後、スマートハウス化が進めば、その傾向は強くなるケースも考えられるので、将来への変化の対応を頭に入れておく必要があります。【年齢層別】【建築時期別】【工事依頼先別】「井戸水を使用しているが、ポンプを地下(埋め込み式)にしているため、メンテナンスができない」(男性・48歳)「陸屋根の住宅にしたが、防水シートを15~20年で張り替えなければならず、コストが想像以上にかかる」(男性・61歳)「部品の交換、取り換えの費用が高くつく。注文品なので別のメーカーに手配しなければならず、面倒」(男性・44歳)「天井埋め込み型の冷暖房にしたが、そのタイプが絶版になり、合うのを探すのが大変」(女性・61歳)「電気器具に合わせた設計をしたが、時代と共に機器のサイズが変化して組み込めない」(男性・55歳)198地場工務店・大工N=148大手ハウスメーカー・ビルダーN=127建築家 その他N=2530代N=4513.340代N=9819.450代N=9528.460代N=6217.710年以内N=10415.420年以内N=10727.121年以前N=8920.220.325.24.0失敗あり   失敗なしパターン❶「メンテナンスで失敗した」0102030405060708090100(%)失敗なし79.0%その3 設備・仕様300人中 63人が回答「失敗」と回答した人の割合属性別に見た「失敗」と回答した人の割合失敗あり21.0%設備や仕様のこと失敗率21%

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