211家づくりの基礎知識「工法」とは、建てる方法のこと。大きくは木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造に分かれており、木造住宅であっても、軸組工法(在来工法など)もあれば壁式工法(2×4工法など)もあります。工法は家の基本構造となる大事な部分。構造によって依頼先などが違ってくる場合もありますので、工法を決めてから依頼先を検討します。また、希望する外観や間取りがあっても、適切な工法でなければ、実現が難しい場合もあります。まずは、主な工法を知ることで、家づくりのプランニングを立てることが重要。建築コストは、建物の階数や規模と建築工法の組み合わせによって決まるものです。どの工法が一番良いということはなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。それぞれの特長を押さえた上で、建築する時期の気候、建物の大きさ、コストのバランスで建築工法を選びましょう。家づくりのPOINT家づくりのPOINT家づくりにおいて資金計画は最も重要なポイントです。理想だけを追い求めると予算が膨らんでしまい、毎月のローン返済に苦しんでしまいます。豪華な家ができても将来どこにも遊びに行けなくなってしまっては、元も子もありません。さらに、住宅ローン以外にも教育費など何かとお金が必要になってきます。ゆとりを持って返済できる金額と期間を考えましょう。また、家づくりには予定外の出費がつきもの。思わぬところで追加工事が必要になったり、当初は要らないと考えていた設備が急に必要になる場合もあります。さらに、建築費以外にも、登記費用やローン手数料、税金、保険料、引っ越し代のほか、家具の新調なども考えられます。諸費用や税金も含めた総費用を試算し、自分たちのライフプランに合わせた返済計画を立てましょう。準備期・木造住宅(在来工法、2×4工法など)・鉄筋コンクリート造・プレハブ工法etc.・自己資金を把握する・毎月返済できる金額と年数から借入額を考える・自分に合ったローン商品を探す住宅の工法を決める資金計画を立てる32
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