212家づくりのPOINT家づくりのPOINT家づくりのPOINT敷地調査では、形状や隣接地との敷地境界線、日照、風向き、方位、道路との関係、眺望といった条件のほか、建ぺい率や高さ制限、用途地域などの法律的条件の確認も行います。せっかくの機会なので、できれば現場に立ち会って土地への理解を深めておきましょう。地盤調査の費用は、各社によって異なりますが、5万円~10万円程度。強度の低い地盤の場合は、地盤改良や杭打ちなど、別途費用が必要になります。以前、水田だったところは、泥や多量の水を含んでいる場合が多く特に注意が必要です。地盤沈下や液状化現象など、大きな被害につながる恐れがあるため、設計前に調べておくことが重要です。プランや見積もりを依頼するには、敷地、予算、間取り、部屋数などの要望を正しく伝える必要があります。相見積もりの場合は、同じ条件で統一してお願いした方が、比較検討しやすいと思います。プランと見積もりがそろったら、金額だけでなく、間取りや部屋数が希望に沿ったプランかどうか、資材や設備使用のレベルはどうか、どの範囲の工事費用まで金額に含まれているのか、などを確認しながら総合的に判断しましょう。この段階では、大まかな設計図と概算金額ですが、それでも各社の特長は分かるはずです。注文住宅を建てる場合、納得できる家を造るために、自分たちが造りたい家に合わせた依頼先を選ぶことがとても重要です。「設計事務所」「工務店」「ハウスメーカー」それぞれの特長を踏まえて検討しましょう。会社の社風やポリシー、工法・構造、施工例をチェックしたら、3社程度に絞って同じ条件で相見積もりを出します。提案してもらったラフプランと概算見積もりを基にそれぞれを比較検討し、どの範囲の工事費用まで金額に含まれているのかなどを確認しながら総合的に判断することが大切です。・自分の敷地の現状を知る・敷地にかかる法的な規制を調べる・地盤の強度を調べる・統一した条件で3社程度に依頼する・予算と要望書を提出・スクラップなどイメージしやすい物で伝える・地元工務店・ハウスメーカー・設計事務所敷地調査・地盤調査プラン・見積もり依頼依頼先の検討654
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