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〝みんなの家〟をテーマにした 四世代が暮らす二世帯住宅
実家の建て替えをきっかけに、四世代が暮らす二世帯住宅を計画したKさん。まずは以前から交流のあった、大工の吉田さんに相談を持ちかけます。「理想やアイデアがたくさんあって」と笑うご主人。その一つ一つに耳を傾け、できる限り住み手の要望に応えたのがK邸です。ご夫婦の理想の中には、構造的に難しい部分もあったそう。それらは、吉田さんと長くタッグを組んでいる大成寺工務店が担当。同社が磨き上げてきた確かな技術とノウハウにより、「本当に暮らしたい家」をカタチにすることができました。
K邸は、おばあちゃんやご両親の生活しやすさを考慮して平屋造りに。玄関のスロープや、室内の段差を無くすなどの加齢配慮も抜かりありません。玄関を境に居住空間は分かれているものの、洗面・脱衣室、浴室は共有。ほど良い距離感を保ちながら、いつでも互いの顔を見られる間取りになっています。日常的に親族が集まり、にぎやかに過ごすというK邸。「みんなの家にしたかった」と話すご夫婦は、間仕切りの無い広々としたLDKがお気に入り。こだわりの造作キッチンを活用した、おもてなしの宴も増えそうです。
K様邸のLDKは、3間(5.45m)飛ばしの大空間です。「柱を出したくない」という要望を受け、部材などを熟慮して構造を計画。軒にも柱を使わず、伸び伸びとした開放感やスッキリした見た目もかなえました。マイホームに対するご夫婦の思いをしっかりと聞き、大工の吉田氏とともに互いの持ち味や強みを生かした住宅ができたと自負しています。