プロがオススメする最新の建築事例です
いろりと檜風呂がある家で 長年の夢だった田舎暮らし
ご主人の退職後、Sさんご夫妻が鹿児島市から日置市の山里に移り住んだのは今から4年前。ご主人の故郷でもあるこの地には親戚や古くからの友人も多く、家づくりを頼んだ新山建築の新山社長も同級生だとか。
経験豊富な棟梁として職人集団を束ねる新山社長が造るのは、建物の内外に無垢材をふんだんに使った日本の伝統的な木造住宅。「森の中に居るような家」がコンセプトです。S邸で使われているのは、ご主人が持っていた山から伐採したスギの木。玄関の廊下の太い円柱の大黒柱や居間の天井を渡る太い梁が建物をがっちりと支え、職人が造作した建具や家具にもすべてこの山の木が使われています。
また、寝室部分には自然災害に強い「Jログ工法」を採用。切り込みを入れたスギの間伐材をログハウスのように組んでいく独自の工法です。高い耐震性があるため、寝室がシェルタールームのような役割を果たすそう。
田舎暮らしが長年の夢だったというご主人が真っ先にリクエストしたのは昔ながらのいろりと檜風呂。家庭菜園の野菜で作った料理と焼酎を夫婦で楽しむ至福の時間がゆっくりと流れます。
弊社では新建材は使わず、無垢の木や漆喰、本瓦などの自然素材をふんだんに用い、日本の伝統技術を駆使して、健康で長く住み継げる家を建てています。ご夫婦が第2の人生をゆったり過ごすS邸は居間と台所、二つの居室というコンパクトな平屋の家。ご主人たっての希望で檜風呂と本格的ないろりを造り、くつろぎの時間を演出しました。