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山荘を思わせる佇まいと森の中に居るような空気感
広い敷地の中にゆったりと建つその家を一目見た瞬間、思わず目を奪われました。ゆるやかな勾配を持つ大きな切妻屋根、スギ板張りの軒天と六寸角の太い柱に守られた長いウッドデッキが、まるで山奥に建つ山荘のような趣。平屋と聞いていたのに、思っていた以上に大きく、威風堂々とした佇まいです。
室内に足を踏み入れると、そこにもまた驚くほど開放的な大空間が広がっていました。かけっこの練習ができそうな細長いLDKは26帖で、吹き抜けになったリビング側の天井は最も高いところで約5mもあるそう。LDKに一直線に沿うような形で、個室や和室が並ぶシンプルな間取りです。
これほどの大空間を快適に保つために同社が取り入れたのが、OMソーラーの「パッシブエアコン」という全館空調システム。押し入れなどの見えない場所に設置した大きなエアコン一台で、家中のあらゆる空間を一年中心地よい室温に保ちます。夏は各所の天井の通気口から穏やかな涼風が流れ込み、冬は床暖房となって足元からポカポカと温めてくれるという優れもの。室内に温度差がないので、ヒートショックの心配もありません。そして、このシステムを最大限に活かすのが、セルロースファイバーを壁に隙間なく充填する「デコスドライ工法」と石膏ボードや珪藻土の塗り壁という三重構造の壁。高い断熱性と調湿性に加えて、消臭、防音効果も高く、結露やカビも防いでくれます。
I様はご夫婦ともに背が高いので、伸び伸びと暮らせるようにリビングの天井を吹き抜けにし、開放的な空間をつくり上げました。弊社では、最高レベルの耐震等級3、断熱等級4を標準仕様にし、安心で快適な住まいづくりをモットーにしています。I様邸は屋根に9kwの太陽光発電を搭載。全館空調システムのパッシブエアコンを導入しても売電ができるほどの省エネ住宅です。