プロがオススメする最新の建築事例です
年を重ねても過ごしやすい 開放的でコンパクトな家
背後に広がる公園の緑と外観のディープグリーンが好相性の峰元邸。南側のウッドデッキに架かる深い軒がシンプルな外観のアクセントになっています。室内に足を踏み入れるとほのかに漂う木の香り。鹿児島県産の無垢材をふんだんに使い、セルロースファイバーを用いた断熱法「デコスドライ工法」を採用した快適な住空間です。
リビングは勾配屋根を利用して大きな吹き抜けに。一方、キッチンや寝室は天井を低くし、その上に広いロフトスペースを造設。3人のお子さんたちが三者三様のインテリアを楽しみながらみんなで使っています。「すごくオープンな家で最初は抵抗もありましたが、いずれ子供たちが独立して夫婦2人になると思えばこれがいいのかなって」と奥様はほほ笑みます。
リビングに向かって開かれたカウンターキッチンも解放感いっぱいで、気づくと家族やお客様がここに集まっているそう。奥様が「好きなものを集めただけ」と話すインテリアにも注目。大好きなモスグリーンのソファがリビングの主役。オールディーズ好きの息子さんが集めたレコードジャケットもすてきなアクセントになっています。
年を重ねてからも温かく、管理しやすいコンパクトな住まいをご提案しました。キッチン、トイレ、浴室、洗面といった水回りを一カ所に寄せたり、高低差を付けたりすることにより、できるだけ居住空間を広くしました。外観はメンテナンスフリーのガルバリウム鋼板を使い、自分たちでも塗り直せるように、玄関周りだけに木壁を採用しています。