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思い出も未来も温かく包む 築100年の古民家再生を実現
ご主人の定年退職を機に、故郷での暮らしを選択したMさん家族。当初は、空き家になって間もない実家の水回りを手直しして住む予定だったといいます。ご夫婦が相談を持ちかけたのは、建築工房 匠の福迫社長。実は奥様と同窓生で気負わず話せる間柄。まずは実家の現状を見てもらうことに。そこで福迫社長が目にしたのは、希少な木材に支えられ、築100年を超えて息づく住まいでした。同社は地材地建をモットーに、新築だけでなくリフォームにも注力。水回り中心での改修予定は、大々的な再生へと動き出したのです。
基礎の設置、構造材の補強、断熱処理など、今後も安心して住み継げるよう見えない部分もしっかりと施工。その上で生活しやすい間取りを整えています。馬屋を含めて約60坪だった広さを約40坪へ減築。全体の雰囲気を大切にした建具や照明を造作するなど、随所に職人の手仕事が。古材の磨きや塗装にはご主人も積極的に参加。細かな点まで話し合いながら進めていく丁寧な仕事ぶりを肌で感じたそうです。「見飽きませんね」と、構造現しの吹き抜けを眺めるご夫婦の笑顔が、満足度の高さを物語っていました。
初めてM様のご実家の内部を見たとき、「これは残しておきたい」と思いました。希少なベニタブやマツの大木を使った梁を現わし、当時の風格を空間に再現。また、基礎の打ち直しや北側の壁を二重にする補強で耐震性をアップ。ご夫婦が分担して楽しむ庭づくりを含め、ベテランの職人に力作と言わせるほど、細部まで手をかけた住まいです。