地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
抜群の採光を追求した増改築プランで住まいを革新

- さつま町/N邸
- 【施工エリア】
- 【面積】延床:199.36㎡(60.29坪)
1階:96.49㎡(29.18坪)
2階:98.31㎡(29.74坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】お問合せください
自在にくつろげる、畳敷きの居間食堂
N邸が建つのは先祖代々住み継いできた土地。増改築を繰り返していましたが、祖父母の時代に建てられた建物は傷みが気になり、何より日当たりの悪さが悩みの種でした。「せっかく敷地は広いのに、日の入り方がどうにもうまくいかず、湿気もたまっていました」と奥様。建て替えも覚悟していたNさんの相談を受けたライフホームは、「新しい方の建物の構造体の状態を見ると、壊すのはもったいない」と判断。古家のみ解体し、もとの住まいを生かして増改築することが決まりました。
完成したのはかつての住まいと新しい棟がL字でつながる2階建て。南面の採光をたっぷり取ったことで、十分な明るさが手に入りました。「前は外が晴れているかさえわからなかったけれど、今は朝でも日が入って暖かいですよ」とNさん。印象的なのは、生活のメインとなる空間のつくり方です。12枚の畳が敷かれた居間と、独立型のキッチンは今では珍しい光景。「畳はどこでも横になることができてくつろげるから好き」というご主人と、「LDKでは調理のにおいや油はねが気になる」という奥様の希望からこの形になりました。
2階からさらに上へと延びる階段の先にはルーフバルコニー。ここで星を見ながらビールを嗜むのがご主人の楽しみだそうです。



現状も生かす増改築で光と風を上手に取り込む
隣家の迫る敷地でいかにして満足のいく採光を取り入れるかという課題に対し、新棟を敷地の北側に寄せ、以前からの建物を減築することで南からの光をより広い面で受けられるようにしました。風の通り道も確保した光と風のめぐる家です。また、どの部屋に何を置くのかを事前に聞き取り、例えばピアノの置き場所の床を補強するなど計画に反映させています。