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小さいけれど存在感あり! 経年変化を愛でる木の住まい
転勤で故郷に戻ることになったKさんご夫婦。子供たちの成長も考慮し、地元に家族の拠点を築こうと決めました。2人の理想は、自然素材を用いた造りやコンパクトな暮らし。ネット検索で見つけた新越建設のホームページが目に留まり、すぐに連絡を取って相談したそう。同社が手掛ける住まいやスタッフとの出合いを「最初からしっくりきた」と、笑顔で振り返ります。
子育て後の生活を見据え、部屋数を必要最小限に抑えたK邸。その代わり、見晴らしのいい南面に愛犬たちも伸び伸び過ごせる芝庭を。濡れ縁や土間スペースといった中間領域のおかげで、LDKとの一体感は格別です。子供部屋も隣接していますが、スキップフロアと箱階段がほどよい距離感を創出。気配でつながりながら、プライベートも大事にできる間取になりました。
外観の大きな特長である焼きスギは、経年とともに表面の炭が落ち、木肌の色が現れてきます。天然木をふんだんに用いた住空間も含め、「そうした素材の変化や傷を〝味〟や〝歴史〟と捉え、丸ごと愛でたい」と話す二人。これからじっくりと時間をかけ、わが家と家族の物語を紡いでいきます。
家族だけでなく、愛犬の快適な暮らしも重視したプランを希望していたK様。そこで提案したのが、玄関からシューズクローク、リビングまで続くL字形の土間です。室内外を緩やかにつなぎ、薪を置いても芝草が落ちても手入れしやすいようコーティング。LDKを中心に、スキップフロアを活かした無駄のないレイアウトが特長になっています。