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百年杉の大黒柱がやさしく見守る、代々の思いを受け継いだ木の家
リビングで真っ先に目に飛び込んでくる、それはそれは太く立派な大黒柱。この大黒柱を家づくりの中心に据えたご主人は、曽祖父の代から続く樹苗園を営んでいます。山や木材を身近に感じて育ってきたご主人ですから、自分の家に自分の山で育った木を使いたいと思うことは、とても自然なことでした。先々代や先代が植えた木の苗が、長い年月を掛けて大きく育ち、今、この家に息づいています。
豊富な木材の中から厳選した逸材をふんだんに使用。節のない幅広の板を用いた美しい建具や、伸び伸びとした吹き抜けを渡る太い梁。建物や造作ばかりか、家具までもオリジナル。この家はすべて杉の木でつくられています。杉の木は柔らかく温かいのが特徴で、子どもたちも足触りが良いのでしょう、家の中を元気に駆けまわっています。外が寒い日にも、室内は裸足で平気なほど。寝るときの掛け布団が一枚減って、驚いています。光熱費も大幅ダウンで、家計も大助かり。奥さま待望の対面キッチンは、お料理しながら子どもの様子を確認できて安心。家事動線に配慮した間取りも気に入っています。暖かくなったら、ウッドデッキや庭での活動も楽しめそうです。
期待以上の家ができたと喜ぶご主人は日々、子や孫の世代へとつなぐ木の苗たちを、愛情を込めて大切に育てています。
施主様のお父様やお祖父様たちが大切に育ててこられた木を、どのように生かすか。木への思いが伝わる家にしたいと考えました。木の家は調湿効果に優れ、森林浴効果で心が落ち着きます。住まいずが提案するのは、ライフスタイルに合わせた、暮らし心地の良い、安らげる空間づくり。風や光を採り入れるパッシブデザインを採用し、省エネ化にも成功しています。