A = 断熱方法には、構造部材間の空間にグラスウールなどの断熱材を詰めて断熱する「内断熱工法」と構造体の外側にパネルタイプの断熱材を入れ、構造体の外側全体を覆ってしまう「外断熱工法」とがありあります。
【内断熱のメリット】 | ◎一般的な施工法としてほとんどの工事業者が用いており、繊維系の材料を使用すれば施工コストが安い。
◎エアコンなどの空調を使用する場合、一定の広さであれば適温にするまでの立上がりが早い。 ◎地下工作物などのように内断熱工法しか用いられないケースもある。 |
【外断熱のメリット】 | ◎外装材のすぐ内側に有効な断熱層をつくることで、日射や放射冷却の影響を受けにくく熱損失が少ない。
◎内断熱工法の場合とは逆に、床や壁、屋根を室内環境を保つための蓄熱体として利用することができ、室内温度を適正に保つためのエネルギーが少ないため経済的である。 ◎建物の構造体が室内環境を保つための蓄熱体となるため、部屋に極端な温度差が生じにくく、冬期の結露の心配が少ない。 ◎内装材は断熱性能と無縁なので、コンクリート打放し仕上げや構造体を露出したままの仕上げが可能。 |